「合間」の意味・使い方・例文！「合間を縫う」とは？（類義語）

「合間」とは

「合間」とは、「次の物事が行われるまでの、短い時間」を意味する言葉です。

連続して行われる何かの中の短い休憩や隙間を表現する時に使われます。

なお、「木々の合間をかき分けながら進む」という風に、「物と物の隙間」という意味も持ちますが、現代ではあまり使わなくなっています。

などのように使われます。

「合間」の「合」は、訓読みで「あい」と読み、「結びつく」「合わせる」「調和する」といった意味を持ちます。

「間」は、訓読みで「あいだ」と読み、「すきま」といった意味を持つので、「合間」は「何かと何かのすきま」という意味になります。

物事や作業がとぎれた短い時間や、次の物事や作業が起こるまでの短い時間を表す言葉です。

「合間」の類義語として「隙間」などがあります。

「合間」の使い方

勉強の合間に少しだけゲームをしたんだ。

勉強も仕事もリフレッシュが大事だもんね。

うん。ゲームで気分転換をしてまた勉強をがんばるね！

勉強がんばってね。応援しているよ。

「合間」の例文

• ・・・いっぱい詰まった可愛い陶器の入れ物が置いてあります。ケーキが焼き上がるのを待つ合間に、キッチンテーブルで読書を楽しんでいるときに、ティーカップにキャンディを入れて・・・沖　幸子(著)「ドイツ流シンプル料理学」
• ・・・像以上に軽減されるものなのである。同じ悩むにしても、ただ悩み続けるのではなく、合間に自分の時間をつくるようにして、時々リフレッシュしながら悩んだほうが楽だとい・・・斎藤　茂太(著)「会社、仕事、人間関係が｢もうイヤだ！｣と思ったとき読む本」
• ・・・リム化はできないことになる。これまで郵便局の職員は、郵便事業をやりながら、その合間に郵貯や簡保の仕事をこなしてきた。空いた時間をやりくりして全体としてムダのない仕・・・吉川　元忠(著)「吉川　元忠」
• ・・・おや、モグラモチがと鼻先を鍬で引っかかれてしもたという昔話」吉市はそういう話の合間に、自分のこともいう。小学生の子供二人を置いて、妻に死なれて、ただいまのところ、 ・・・田辺　聖子(著)「薔薇の雨」

「合間を縫う」とは

「合間を縫う」とは、わずかな隙間や空き時間を利用して何かをすることを指します。

忙しさや時間の制約の中で、その「合間」をうまく使って別のことを行うことを意味し、多忙なスケジュールの中で、わずかな隙間や空き時間をうまく利用して何かをすることを指しています。

この表現は、限られた時間の中で効率よく活動をこなそうとする姿勢や、時間の制約を工夫して乗り越えようとする態度を表しています。

たとえば、仕事が忙しい中で、昼休みのわずかな時間を使って趣味の勉強をしたり、会議の合間に短い休憩を取ったりすることが「合間を縫う」と言います。日々の忙しさに追われる中で、短い時間でも自分の目標や必要なことをこなそうとする様子を示す表現です。

これが、「合間を縫う」です。

参考文献