「愛好」の意味・使い方・例文！「愛好家」「愛好会」とは？（類義語・対義語）

「愛好」とは

「愛好（あいこう）」とは、「ある物事を好んで楽しみ、積極的に受け入れること」を表す言葉です。

などのように使われます。

「愛好」の「愛」は、「あいする」「めでる」という意味を持ち、「好」は、「このむ」「すく」という意味を持つため、「愛好」は「愛でて好む」という意味になります。

「愛好」の類義語には、「嗜好」「趣味」「愛慕（あいぼ）」「寵愛（ちょうあい）」などがあります。

また、対義語として「厭悪（えんお）」「嫌悪（けんお）」などがあります。

「愛好」の使い方

最近、新しい趣味を見つけたんだ。

何を始めたの？

陶芸を愛好するようになって、週末は教室に通ってるんだ！

ぼくも始めてみようかな！

「愛好」の例文

• ・・・からやってきて，ノルマンディーに上陸した。実際のところ，今日，フランス人の最も愛好するスポーツの一つであるサッカーが，フランスではじめて行われたのは，１８７２年，・・・大村　敦志(著)「フランスの社交と法：<つきあい>と<いきがい>」
• ・・・い歌をうたう、という楽しい趣向がこらされており、それが、このオペレッタがたいへん愛好されている理由のひとつとなっている。カラヤン指揮　ウィーン・フィル　ウィーン国立・・・志鳥　栄八郎(著)「大作曲家とそのCD名曲名盤（下）」
• ・・・ブを目指しているようだ．このＦＣＪのほかにも，いくつかのフェラーリを中心とした愛好者のクラブが存在する．走ってこそフェラーリである．サーキットその他，存分に性能を・・・いのうえ・こーいち(著)「Ferrari」
• ・・・どりと千代子をゆっくり眺めて、「もし知りたかったら…。今夜、大学へ来てくれ。〈愛好会〉の集まりがある」「今夜？」「真夜中の少し前。十二時の十五分くらい前に。そ・・・赤川　次郎(著)「吸血鬼愛好会へようこそ」

「愛好家」とは

「愛好家」とは、特定の活動や趣味に強い興味と情熱を持ち、それを楽しむ人を指します。一般的に深い知識や経験を持ち、単なるファン以上の存在とされます。

類義語には「マニア」「通」「オタク」などがあり、それぞれ異なるニュアンスがあります。

「マニア」は特定の分野に非常に強い興味や知識を持ち、「愛好家」よりもさらに熱中度が高い場合に使われます。「通」は特定の分野に詳しい人を指し、「ワイン通」「コーヒー通」などのように使われます。「オタク」は元々アニメやマンガに関連する言葉でしたが、現在では様々な趣味や関心事に対して使われます。

「愛好家」は比較的中立的かつ幅広く使われる表現だと言えるでしょう。

「愛好会」とは

「愛好会」とは、特定の趣味や興味に強い情熱を持つ人々が集まり、知識や技術の向上を目的に活動するグループを指します。

定期的な会合やワークショップを通じて、専門的な情報交換やスキルアップを図ります。

例えば「写真愛好会」や「料理愛好会」などがあり、メンバーは共通の興味を深め合います。

一方、類義語の「同好会」は趣味を楽しむことが主な目的で、「愛好会」と比べて活動はより気軽でカジュアルなものとされています。

「愛好会」はより専門性が高く、「同好会」は自由で組織性が低い点が主な違いとされています。

参考文献